いろいろ

3月は卒業式のシーズン、我が延岡高校は3月1日に卒業式があり、224名が巣立っていきました。

そして3月は、なごり雪の季節でもありますね。

もう作られて40年近く経つのに、日本の「雪の歌」カテゴリーでベストを争う人気曲「なごり雪」。
メジャーアーティスト30人以上がカヴァーしている、日本を代表するスタンダードナンバーの一つでもあるこの曲のモチーフが、
大分県「津久見駅」だということをご存知でしょうか。

随分前に作詞作曲者の伊勢正三さん(津久見市出身)自身が語っていて、
津久見駅の正面玄関には、2010年に「なごり雪」のモニュメントも建てられました。
今はこの曲を列車の発着の時に流しています。

延岡からJRで北方向に向かうと、特急や急行では「延岡-佐伯-津久見-臼杵」となります。
小さい町で、延岡からすぐの距離ですね。
延岡から北九州方面や大阪や東京に鉄道で向かう人は、必ず通過する駅です。
大林宣彦監督の映画「なごり雪」では、津久見の隣町「臼杵」で主な撮影が行われましたね。

「なごり雪」には「東京で見る雪はこれが最後ねと~」という歌詞があります。
しかし、歌われている風景のようなそんな悠長な情緒がある駅は東京にはありません。

冒頭の「汽車」という言葉すら、東京で使うのは地方出身者だけであり、
東京ではこの歌が作られた頃、もうとっくに「汽車」は、走っていませんでした。

伊勢さんは、そういうことをいろいろと言われたこともあって、
『実はなごり雪の駅は津久見駅がモチーフなんだよ』ということを公表されたのでしょうか。
私達にとっては、このことを伊勢さんが公表されたおかげでたいへん身近な歌となりましたね。

この歌の舞台が東京ではなくて「津久見駅」だということになると、
大学入学や就職で上京する幼なじみのガールフレンドとの、日豊線の小さな街の駅での別れ、
淡い恋を歌った歌みたいなイメージがグッと広がってきます。
九州に3月に降る雪ですから、それは落ちては溶けるような淡い雪でしょう。

振り返れば私達が高校時代に、教室や校庭で思いきりふざけあっていた同級生や後輩の女の子が、
卒業式を終え、高校の制服ではない大人の姿で、初めて化粧をして旅立つとき、私たちはこう感じたのでした。

「今、春が来て君はきれいになった。 去年よりずっときれいになった。」

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